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2008年11月15日

~航空自衛隊トップの「侵略国家はぬれぎぬ」論文に思う~

 航空自衛隊の田母(たも)神(かみ)俊(とし)雄(お)前幕僚長が先月31日更迭されました。11/11参院外交防衛委員会に参考人として招致されましたが、なぜ招致されたのか、自分が犯している罪は何なのか、全く認識できていませんでした。
 
 「侵略国家はぬれぎぬ」論文の内容には驚きましたが、でもさりありなんとも思いました。近現代史について私たち日本人は学ぶことが少なく、というより、きちんと学ぶことができなかったのではないかと思うのです。
 
 敗戦後、新しい憲法(明治の大日本帝国憲法→日本国憲法)ができ、国の進むべき道を定めました。しかし、新しい憲法とその精神が国民に受け止められようとしている一方で、戦争責任については反省・総括が十分なされず再び大変な武装、武力を持った自衛隊が存在することになりました。
 
 世界中に誇れる日本国憲法も、その解釈をめぐって、(戦後に生まれ、民主主義や民主教育を大切にしてきた仲間の中で育った)私にはとても考えられないことを主張する人たちもいます。
 
 しかし、1995年、時の村山富市総理大臣(私たち郷土:大分の誇りである)は、これまでのこうしたまちまちであった歴史認識を明確にしました。それが「村山談話」といわれている「政府見解」です。このときから、歴代内閣は、この政府見解を踏襲してきました。
 
 ですから、国政に関わる方々は、誰よりもこの「村山談話」に明記されていることを深く受け止め理解していると思うのですが、、、、、、防衛省(庁)の方々は、この政府見解について学ぶことがなかったのではと疑いたくなります。いや、「そんなの関係ねえ」と思っているのでしょうか。
 
 あの、イラク派遣が違憲とされた名古屋高裁の司法判断に対して「そんなの関係ねえ」と発言したのと同じように。
 
 政府はすぐさま田母神航空幕僚長を更迭しましたが、「更迭」して終わるのでなく、このようなことが再び起こらないように、その背景・原因を究明し、防衛省をはじめとして外務省、文部科学省を中心に各省庁で歴史を学び直してほしいと思います。国際社会で恥ずかしくない「歴史認識」を身につけてほしいものだと思います。(N)2008.11.12

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