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2009年5月13日
臓器移植法"改悪"に反対する医師からの声明(2)
医療政策
~脳死の少年が、20年有余を生き続け、第二次性徴も生じ身長は156㎝まで伸びた ~
しかしながら、子どもの脳死判定基準は未だに確定したものはなく、2004年の日本小児科学会の報告では、脳死判定後なお30日以上生存していた(長期脳死例の)子どもが74例中18例(何と24%)もあった。他方で、虐待による子どもの脳死の事例および脳死状態より心停止に至る子どもの死を容認する親の心情などを考えると、A,B,D案には賛同できない。又、カリフォルニア州立大学ロスアンジェルス校の小児神経学教授のアラン・シューモン氏は、1996~1997年の間に報告された12,219例の子どもの脳死症例を分析し、1週間を越えて生き続けた175例を解析。この内医学的データの整備された56例を抽出分析した結果、1ヵ月以上の生存例28例、2ケ月以上17例、6ヵ月以上7例1年以上4例であったと1998年に報告している。この中で語られている最長例は14.5年で、この少年は2004年1月に心停止を来し、20年有余を生き続けた。第二次性徴も生じ、身長は156㎝まで伸びたという。これらの事実に鑑みれば、脳死は決して人の死ではない。この報告を機に医療界に“慢性脳死”という言葉が生まれてきている。
私どもは、子どもからの臓器提供に関しては、もっともっと時間をかけて審議すべきだと考える。
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