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2008年8月16日
医療崩壊とは? (2) - 3
医療政策
§ イギリスでの医療 “ 改革 ” の大失敗 ③
これに対し、ブレア首相は、
2001年の選挙の折には、総医療費をそれまでの1.5倍にするとして再選を果たしている。そのブレアが、2002年には看護師不足を補うために外国人看護師13,000人以上を海外から “ 輸入 ” したという。ある地域では、看護師の70%がフィリピン人の看護師だったという。
また、医師不足に対し、従来、医学部の定員が3,972人であったところを何と59%増の6,326人にしたという。これにより、イギリスでは5年間に医師が5万人増えたという。
日本の対策は、つい最近のニュースによると、100人定員を120人にするということで、わずか2割でしかない。これではイギリスの医療崩壊の二の舞である。唖々 !!
医療従事者の志気の低下は、医師が他の旧植民地国に逃げたのに象徴されるように、《 これじゃあ、医師なんかやっちゃおれん !! 》 ということなのだ。
もう一方で、《 これでは患者さんが可愛想、私たちは、患者さんの気持、不満足な医療に対する憤りを解決することはできない。 》 と深刻に悩む真面目な医師・看護師はうつ状態 → うつ → 自殺へと走ってしまうことになる。
現に、医師の自殺率は他の専門職の2倍、看護師のそれは4倍に達したという。
さらに、離職率20%を超え、看護学校の中退者は17%にも及んだという。

日本の医療崩壊はすでに始まっている。以上述べたように、医療に市場経済原理を導入すると、このようなとんでもないことが次々に起って来るのである。
市場経済原理は、強き者はますます強くなり、弱き者は完全に叩きつぶされる。医療でもそうである。今でも日本では大病院・公的病院は保護されるように診療報酬で保障されている。地域の患者さんに最も感謝されている地域の中小病院が今や次々に閉鎖されて来ている。イギリスのサッチャー時代のように入院ができない事態が今、日本でも眼の前に来ていることを、私たちはしっかり認識する必要がある。
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