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2008年4月 1日
見る・観る・聴く・嗅ぐ (18)
医療
§ 危険な偽造医薬品と人間の心理
にせぐすりが出まわっている。健康被害の危険がある。すでによく知られている勃起不全(ED)治療薬バイアグラの“ にせぐすり ” である。にせぐすりはニセガネと同じで作った側に大きな利益をもたらすから、古今東西いつの時代にも存在する。
昔はそれが本物なのか偽物なのかを区別するのが困難でもあり、容易でもあった。しかし、現代の偽物は精巧に出まわっているので、鑑別がむつかしいらしい。500円硬貨の偽物が出まわっているらしいが、この真贋 ( しんがん ) を鑑別するにはつい最近まで顕微鏡を使っていたという。そして、最近新しい鑑別方法が発明されたという。音による鑑別で、その音の波形で数秒で判定できるらしい。
しかし、くすりの偽物の鑑別、とりわけバイアグラの類いは、使ってみないと判定できない。だから健康被害が出ることになる。
これら偽造医薬品は、日本や欧米の先進国では医薬品全体の売り上げの1%未満だが、途上国では10~30%に及んでいるという。有効成分が不十分だと治療効果が得られず、かえって病状が悪化することさえある。不純物が死を招くこともあるという。自動車の不凍液に使われる有害物質を含んだ偽造せき止めシロップは、海外で多数の死者を出したこともあるという。
あるアンケート調査によると、バイアグラその類いを購入するとすれば、インターネットを利用するという人が25.4%、どちらかといえばネットでという人が32.2%、あわせて57.6%であったという。別のアンケート調査で 《 ネットで購入したED治療薬は安全か 》 という問いに対して、いいえが37.4%で、安全と答えた人はわずか3.4%という。
にもかかわらず、ネットを通して購入したいという人は57.6%に及んでいる !! 《 人に知られたくない 》 という心理が働いているのであろう。
サプリメントの類いにはお互い気をつけましょう。
*この原稿にはマスメディアでの情報を利用させてもらいました。アンケートの数字は大分合同新聞2008年1月19日のものを使いました。
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