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2008年4月18日
つらつら想うこと (1)
エッセイ 1
§ ソドムとゴモラと220円
先日、地域医療研究会の勉強会に出かけた折に、ルオーとマチス展を観に行った。
東京新橋の汐留にある松下電工Museum で開かれていた。以前より、ルオーとマチスには興味があったので楽しみにしていた。そこに行くのに新しい地下道を通って行くのだが、すごい都市空間ができていて、驚いてしまった。確か、このような空間の最初は新宿であったのであろうが、今や東京のアチコチにそのような都市空間ができつつある。
高い天井と石造りの構造、そこに入っているのは有名ブランドを品揃えした店 ・ 店 ・ 店である。
しかし、何か虚 ( うつ ) ろな空間だなあと感じたことも事実である。これが大地震や災害が一度起ったらどうなるのであろうか? 原子力発電所がストップして電力が送られて来ない事態が生じたら、一体どうなるのだろう? とふとソドムとゴモラの都市の物語を想起した。
消費、消費、消費と今やファンドと称される連中の合言葉の中には、それだけすさまじい破壊力が内臓されているように見えて仕方がない。
これが私だけの “ 妄想 ” なのだろうか?
ミュージアムの入口で、ピンクの紙を渡された。
そこには、「ルオーとマチス」展 ご来館の皆様へ
《 220円でドリンク+クッキーのセットをご提供 》
(ルオーとマチス展 限定)
と記されていた。《 おおう、安いな、ホテルや喫茶店でコーヒー1杯のんだら1000円近くとられるんだから! おまけにクッキーがついてるとは! 》 と、この松本文六は卑しい根性を出して、鑑賞後、その場所に行った。広い空間に20人ばかりの人がゆっくりコーヒー等を飲みながらくつろいでいるではないか。しかし、受付のラウンジには4~5人列をつくっている。おまけに私の前にいる人たちが、コーヒーとクッキーを持って座れば私の座る場所を確保することができないではないか。と想ったとたんに 《 止めたっと 》 その場を離れた。
やはり、皆さん安い料金のものを求めているのだ。建物とお店が超豪華であっても、人の心は…。だからソドムとゴモラの物語を想起したのかもしれない。
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