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文六つうしん

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2008年3月 5日

見る・観る・聴く・嗅ぐ (9)

医療政策

§ある官僚の話 ①

 2月27日16時より元官房長官古川貞二郎氏の新春講演会 『 今後の医療制度の方向性 』 が、大分県精神科病院協会・大分県精神科病院協同組合・大分県病院協会、三者の共催で開かれました。
 全般な印象としては、表題にいつわりあり! でした。古川貞二郎氏の「わが人生を振り返って」とも言うべき講演でした。しかしながら、45年の官僚人生の約3分の1の15年間を首相官邸で過ごしたというのです。官僚の中でも超エリートに間違いない。日本の戦後政治の裏面の歴史を聞くという形では大変面白かった。と、松本文六は思いました。
 
以下、いくつかの話をポイント的に挙げてみましょう。

 彼の略歴とツラツラ眺めてみると、何となく高級官僚の足跡とともに、いわゆるお役人の歩む道を窺(うかが)い知ることができますので、ここに転記しました。

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 彼は、九州大学法学部を卒業し、いわゆる高等文官試験に挑戦されたが、失敗し、一旦長崎県総務部に就職されたという。高級官僚になり、彼の父母の世代のような厳しい生活を強いる国ではないようにしたい、そのためには旧厚生省がその考えに一致するということで志を立てた由。しかし、二度目の試験もうまくゆかなかったらしいが、私は、こうこうこういう志を持って入省を考えて来た、どうにかならないかと旧厚生省の人事部の担当者に死に物狂いで懇願し、とうとう入省を果たしたという。極めて例外的な措置で入省したという。
 官僚への高い志を持って入省しただけあって、官邸の副官房長官を8年7ヵ月、5代の首相につかえ、内閣参事官・首席内閣参事官で計15年間官邸で勤められたのであろう。
 この点、現在のお役人のお粗末さにはあきれ果てる。守屋防衛事務次官はその最たる者であろう。こういう時にこそ用意された言葉通り、古川貞二郎氏の爪の垢を煎じて飲めという風に使われるのであろう。

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